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『個人店が生き残るには?(仮) 新宿駅最後の小さなお店ベルク』

 P-vine booksさんの新刊案内コーナーにはもうアップされてるようだ。僕はベルクの店頭で少し前に知った。一時期よりも頻度は落ちたが、それでもかなりのペースで仕事帰りに立ち寄っている。貴重な憩いの場である。

 ブログでの標記とは、メインタイトルとサブタイトルが入れ替わっているのだが、ベルクを知っている人にとっては「新宿駅最後の小さなお店ベルク」がメインのほうがしっくりはくる。が、知らない人に手に取ってもらうとすると……。難しい問題だ。

 商売柄、タイトルについて迷っている、なんていう出版社さんから意見などを求められてしまうこともなくはない。ほんと、タイトルは難しい。

 が、何はともあれベルクである。仮にも小売店に勤めるものとして、オーナーとの関係の難しさは身にしみている。この間のルミネとの攻防は大変だったと思うし、まだ予断は許さぬ状況でもあるのだろう。

 仕事帰りに軽く一杯やるのにこんなにほどよい場所はない。距離感が最高によいのである。僕のような偏屈者は一人で一杯引っ掛けて帰ればよいし、仲間と連れ立って来たい人も、一人でやって来て仲間と語り合う人もOK。要するに、懐が深いのである。

 朝や昼だとまた客層が違うので何ともいえないが、僕のもっともよく行く22:00台はちょっとしたカオス状態(やかましいわけではない)で、それがまた良い。

 「職人」という言葉の良く似合う空間だと思う。別に客にお愛想を言うわけではないし、その意味で余分なサービスは一切ない。淡々と良い仕事を目指している、という感じ。

 どんな本の内容だか、全く分からない。が、きっとビジネスを見直すきっかけを与えてくれる本になっているものと信じている。一ファンとして、しっかり展開してみようと思う。

 

by todoroki-tetsu | 2008-05-20 00:02 | 運動系

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