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本田由紀さんと書評

 気づくのがずいぶんと遅くなってしまったが、本田由紀さんがウェブ上での書評を再開されていた。

 再開一発目は『キャリアラダーとは何か』。出た時から気にはなっていたがまだ読んでいない本のひとつ。内容も気にかかっていたが、阿部真大さんや居郷至伸さんなど、『若者の労働と生活世界』でお見かけした方々が訳されているということでも気になっていた。なるほど、訳者の姿もずいぶんと前面に出ているようでさらに興味がわく。

 いわゆる実証研究といおうか、調査畑の社会学者で「売れる」のは今のところ本田由紀さんがダントツ。ガチガチの専門書であれ入門書であれ、こうした場でどんどん本田さんが実証研究・調査系統の社会学の書籍を紹介していってくださるとありがたい。同じ社会学でも理論系に比べて地味に見えてしまう分、そうした取り組みは大歓迎であるし、自分も店頭で何が出来るかを考えてみたい。

 さらなるご活躍を期待しています。
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by todoroki-tetsu | 2008-11-14 07:10 | 業界 | Comments(0)

『リバーズ・エッジ』は男向けか?

 復刊された『リバーズ・エッジ』、なかなか好調で何より何より。

 さて、ちょっと前の話だけれども、この復刊された愛蔵版が入荷して来た時、興奮したのは僕はじめ男どもであった。僕よりもちょっと年上と少し年下の三人。

 三人で絶賛合戦をしていたのだが、女子スタッフの目は落ち着いていた。年かっこうは僕やちょっと年上と少し年下の男連中と大して変わりはないし、岡崎京子さんを知らないスタッフはしょうがないとしても、知っていたスタッフでもさほど盛り上がらなかった。

 たまたまだろうか? と思っていたら、お買い上げの方はやはり女性の方が多い。だが、3割くらいは男性。うーん、盛り上がった我々は男の中では少数派であったか。

 と思っていたら、アルバイトの学生男子が何人か興味を示して買っていた。学生アルバイトは女子の方が多いのだけれども。彼らもまた男の中での少数派なのか。

 何の結論もない話なのだが、ちょっと気になっている。
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by todoroki-tetsu | 2008-11-13 01:07 | Comments(0)

「独立系硬派雑誌」について

 昨日11/2(日)の「朝日」にて、竹信三恵子さんが「独立系硬派雑誌」というくくりかたで「ロスジェネ」「POSSE」「フリーターズフリー」などを紹介されている。シノドスなどにも言及されており、幅広くフォローしている印象を受けた。

 本屋としてはこの間実感している動向ではあるので、なるほどと思いつつ読みながらふと考えた。

 発行されている皆さん、採算は取れているのだろうか?

 自分の店では取次扱いのものはもちろん扱っているし、「POSSE」や「オルタ」は直扱いをさせて頂いている。

 細かい数字はここでは記さないが、それなりに売れてはいる。が、莫大な数というほどではない。この点、「思想地図」はちょっと別格な売れ方であった。

 もちろん、自分の店以外でも他の経路があるのだろうし、またいろんなつながりやイベントなどで「手売り」したりすることもあるのではないかと思う。が、硬い言い方をすれば、諸々の「イデオロギー」「主張」「意見」「考え方」が「形」≒「商品」となって立ち現れるのが本屋の棚。こうしたところでどう見せるか、どう売るか、と、本屋の仕事としては考えなくちゃいけない。

 「独立系硬派雑誌」を本屋で目立たせる際のメリット、一言でいえば「商材の多様化」ということに尽きる。多様な主張をしっかり見せることで顧客の選択肢を増やすことができるし、それが店頭の活性化につながる。集客効果は少なくない(もちろん店にもよると思うので一概には言えない)。

 ただ一方で、販売絶対数はやはり少ないのであって、集客機能を果たしてくれていることに対して「ご恩返し」をしなくちゃ、という気持ちだけはある。今のところ思いつくのは、雑誌そのものを売るだけでなく、発行/寄稿している著者や団体の著作もあわせてしっかり売る、ということくらいだろうか。

 雑誌発行者の方々からすれば、書店は数ある販売チャネルのひとつにすぎないだろう。そして、正直なところ、こちらも利益を多少なりとも得たい。雑誌発行者方々から見て、「本屋に卸すと直接販売よりは利益は落ちるが、それに見合うだけの効果はある」と思ってもらえるようなパターンを作り出せないかな、と考えている。色々なことを試してみたい。
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by todoroki-tetsu | 2008-11-03 09:29 | 業界 | Comments(0)