タケトン「責任の所在」(『ロスジェネ』)

 ひきつづき、『ロスジェネ』より。タケトンさんの漫画「責任の所在」である。
 
 永島慎二さんの絵をどことなく連想するが、評論も含め漫画の世界のことは(も)よく分からないのでめったなことは言わないでおこう。

 明るく楽しい話ではない。読後感もさわやかというわけではないが、暗く落ち込むというわけでもない。なんとも不思議な感じがする。

 描かれる子どもの目が原因だろうか。あきらめている目ではない。情熱にあふれている目でもない。多分、静かで力強い、という形容詞が一番似合う目だろうと思う。

 読んだ後、誰かと感想を言い合いたくなるような、そんな漫画である。「場」としての『ロスジェネ』にふさわしい佳作といえよう。
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by todoroki-tetsu | 2008-06-04 11:19 | 業界 | Comments(0)

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