大屋定晴「『大きな物語』の持続とサブカルチャー」(『ロスジェネ』)

 『ロスジェネ』より、小論の紹介を。大屋定晴さんの「『大きな物語』の持続とサブカルチャー」である。

 サミット前のこの時期、格好のタイミングとなったこの小論では、大屋さんの個人的な経験をベースにしつつ、サブカルチャー・商品・資本主義批判を論じておられる。

 「文化『商品』としてのサブカルチャーという当然の視点は、今日あまりにも語られることが少ない。そして、こうした視点は、資本主義体制への批判的まなざしを回復することにつながる」(P.124)

 大屋さんが参照するのはドイツのパンク・ロック文化である。僕はまったく分からないが、ひょっとすると大昔のフォーク・ジャンボリーのようなものだったのだろうか。あるいは、エレック・レコードのような? よしだたくろう(あえてひらがなで)がコンサートで「帰れ!」と言われた頃の雰囲気?

 自分たちで文化を創造し、批評する、ということだろうか? だとすると、具体的なことはまったく分からないが、なんとなくイメージは湧く。
 
 では、どんなスタイルが考えられるのだろうか? 『ロスジェネ』がそうした試行錯誤と実験の「場」になってくれれば、と思う。
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by todoroki-tetsu | 2008-06-02 18:05 | 業界 | Comments(0)

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