「左翼」と雑誌「ロスジェネ」――「耕論」を読んで

 本日5/18付の「朝日」、9面の「耕論」を読んで考えた。

 ひとつ。『蟹工船』だけでなくて『資本論』もブームが来るんだろうか? 確かに的場昭弘さんの『超訳「資本論」』は好調だ。これを手がかりに……なんて人が増えると本屋としてはありがたい。

 もうひとつ。世代差というのはやはり看過できないな、という気がする。52年生まれの的場昭弘さん、63年生まれの佐藤俊樹さん、75年生まれの雨宮処凛さん。約10年違いというわけだ。特に佐藤さんが懐疑的なのに興味がわく。

 僕はこういう時、20歳の時に何があったのかを考えることでその世代の手がかりを掴むことにしている。

 的場さん20歳の時=1972年=あさま山荘事件(だけではないが)の年。
 
 佐藤さん20歳の時=1983年=ファミコン発売(だけではないが)の年。ちなみに翌年に「新人類」なる言葉が。

 雨宮さん20歳の時=1975年=阪神大震災(だけではないが)の年。

 こうして並べたからどうだというわけでもないが、なんだか世代によっての感じ方の違いというのがありそうな気がする。

 記事の写真というか年表風に記されたところに雑誌「ロスジェネ」刊行の文字が。雨宮さんも寄稿されておられるが、グッと若い世代の論客ばかりである。もう間もなく店頭入荷の予定。こうした世代差をいい意味で乗り越えられるか、それはこれからどれだけの人に読んでもらえるかにかかっていると思う。

 世代をつなぐ試みになれば、と願っている。


 
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by todoroki-tetsu | 2008-05-18 23:55 | 業界 | Comments(0)

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