伊丹万作「戦争責任者の問題」其の四

 戦争のあいだ、だれが我々を圧迫し続けたか、と伊丹は問う。それは「我々が日常的な生活を営むうえにおいていやでも接触しなければならない、あらゆる身近な人々であつた」。つづけてさらに言う、「これは無計画な癲狂戦争の必然の結果として、国民同士が相互に苦しめ合うことなしには生きて行けない状態に追い込まれてしまつたためにほかならぬのである」。


 中野重治「五勺の酒」が蘇ってくる。しかし、書きつけておきたいのは次の一節だ。
 

 しかし、それにもかかわらず、諸君は、依然として自分だけは人をだまさなかつたと信じているのではないかと思う。

 2013年12月6日の夜に、ここまでは記しておく。
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by todoroki-tetsu | 2013-12-06 23:56 | 批評系 | Comments(0)

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