山城むつみ『文学のプログラム』読了

 twitter読書、第4弾は山城むつみさんの『文学のプログラム』にチャレンジ。批評には前回の吉本さんで懲りたはずなのだが……。昨年文芸文庫になった際に大澤信亮さんや杉田俊介さんがどこかで言及されていたような気がして、遅ればせながら手にとってみた次第。何せ予備知識も何もありゃしない、巻末の著者近影で「あ、男性だったんだ」(失礼!)と気づいたくらいのお恥ずかしいレベル。

 「書くこと」の難しさは何となく想像できるのだが、「読む」ことはほとんど意識せずにたらたらとやって来たので、随所にちりばめられた「読む」という営みについての指摘は新鮮であった。

 厳しいところにまで自分を追い込むというか、突き詰めていった先にある何かを追い求めるストイックな姿勢、でも希望を見出そうとする点でどこかあたたかな、そんな思いを全編にわたって感じていたように思う。

 実は、次も批評の本に挑戦するつもりでいる。さあ、どうなるか。
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by todoroki-tetsu | 2010-03-07 21:42 | 批評系 | Comments(0)

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